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JBN環境委員会/ZEH委員会in札幌

2016 年 1 月 29 日 Comments off
2016 年1月29日(金)

27日と28日の一泊二日で、札幌市で開催された全国工務店ネットワーク(通称JBN)の環境委員会/ZEH委員会の研修に参加しました。北海道は13年ほど前に観光で訪れたことはありますが、"高断熱の先進地"としての北海道はこれが初めてです。桁違いの寒さと雪の量、これぞ北海道です。

研修1日目は主に座学。国が"2020年までに日本の標準的な住宅"にすると発表したゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH、ゼッチ)のロードマップ、健康・省エネ住宅を推進する先導プロジェクト、HEAT20、BELS、等々、国の政策の最新情報報告を拝聴しました。一度聴くだけでは中々入って来ませんので、持って帰って復習、復習、そしてまた復習。

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研修2日目は現場と実例の見学。まずは三五工務店さんのモデルハウスkita35。会社名にちなんで壁の断熱厚が350mm。ちなみに屋根は490mmで、外皮平均熱還流率UA値は0.224。

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南面には日射取得のための大開口と開放的な吹き抜け。日射が直接当たる部分の床はタイルで蓄熱。道産カラマツを多く採用しているのは私達の取組みにも共通します。高断熱の性能だけでなく、スキップフロアの空間の変化、シンプルな色調、アイアンの手摺等、デザイン性も大変勉強になりました。

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こちらの木製サッシはクワトロガラス。開閉動作も特徴的で、むしろ二重サッシのようです。

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続いて、会員300名を誇る北海道ビルダーズ協会の会長である武部建設さんの工事現場へ。武部社長とは数年前にドイツ研修でご一緒して以来一度お邪魔したいと思っていましたが、この度その願いが叶いました。「ただ単に外皮性能を上げるだけではなく、日射熱×換気×暖房×平面計画のバランスが大切だ」と武部社長。

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この建物は、外壁は高性能グラスウールで充填100mm+外張付加断熱200mmの合計300mm、天井は470mm。基礎はEPSで外張り175mm+内張り100mm。UA値は0.24。

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サッシは躯体に取り付けて外壁の厚み分の水切りを付けてる。壁厚がある北海道の住まいでは必然的にこういう納まりになるんですね。

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南側には大開口。構造体にトリプルガラス(シングルLow-Eクリア)のフィックスを直接取り付けることでコストを抑えているそうです。北海道の重鎮にもやっぱりコストとのし烈なせめぎ合いはあるんですね。何だか安心します。

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こちらが武部社長にご紹介頂いたネットアトモ。室温を測定・記録し携帯端末に情報を送ってくれる装置です。南米経由でさほど高くなく入手できます。

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最後の見学先は、武部さんが建設された築2年のお住まい。急勾配の屋根でも雪が落ちて来ない特殊な屋根材。

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小屋裏に寝室や個室を設けた別荘風の構造です。親子3人の我が家にピッタリ。武部さんの定番、南側の大開口と吹き抜けで、日射と眺望を。

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暖房は薪ストーブと床下暖房。薪ストーブは手間が掛かるため、平日は専ら床下暖房を多用しているそうです。

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盛りだくさんのJBN環境委員会/ZEH委員会の北海道研修でした。先進地北海道の性能、部材、納まり、デザイン、等々をまずは知ることが出来てとても有意義でした。そして今年はZEH普及元年。ZEH関連の勉強会に積極的に参加し、全国の先進工務店に揉まれながら、中島工務店としてのZEHの取組み方を引き続き模索したいと思います。

中島 大地 〇

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