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‘養老の家’ カテゴリーのアーカイブ

「養老の家」の庭

2016 年 7 月 23 日 Comments off
2016年7月23日(土)

梅雨らしい今年の梅雨もようやく終わり、3月末にお引渡しした養老の家では外部の木製建具に多少変形が生じましたので、昨日は建て付け調整にお邪魔しました。梅雨を経てすっかり馴染んできた玄関先の庭に見惚れて(ある意味手前味噌)、少しだけ撮影会に興じました。

160722-養老の庭 (1)

160722-養老の庭 (3)

160722-養老の庭 (2)

中島 大地 〇

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さるすべりの花

2016 年 7 月 18 日 Comments off
2016年7月18日(月)

国民の休日「海の日」の今日は、その名に相応しい真夏日になりました。いよいよ梅雨も明けたようです。お邪魔した養老の家のさるすべりに鮮やかな桃色の花が咲いていて、何だか和やかな気持ちになりました。

160718-さるすべりの花

中島 大地 〇

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「養老の家」の座卓が完成

2016 年 5 月 31 日 Comments off
2016年5月31日(火)

3月末にお引き渡しした養老の家で引き続き計画していた座卓が、約3ヶ月遅れで完成しました。構想約4ヶ月、総栃造りの葺き漆仕上げ(約5回塗り)です。

160531-養老の家座卓01

波雲(なぐも)彫刻の奥土居師匠と相談して、猫脚にはこんな装飾を施してみました。モチーフはチワワです。別に巷の流行に乗ろうとしているわけではありません。

160531-養老の家座卓03

折角なんでと、猫脚用の座布団も作りました。これも手づくり。

160531-座卓の座布団

栃の一枚板と存在感とノタを利用した造形、そして漆で深みを増す縮み杢。これを眺めながら丼3杯はイケそうです。

160531-養老の家座卓04

満を持して今週末に納品です。座卓不在のままだった和室がやっと落ち着きます。待ってもらっていた竣工写真もこれで撮影できます。和室と住まい手さんに喜んで頂ければ嬉しいです。

中島 大地 ○

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Cabrioles of Chihuahua

2016 年 4 月 27 日 Comments off
2016年4月27日(水)

座卓を製作しています。その猫脚に波雲彫刻さんに彫刻を施して頂きました。モチーフはチワワです。

160426-ネコ脚

犬のレリーフを施した猫脚。犬なのか、はたまた猫なのか。兎にも角にも座卓の完成が楽しみです。

中島 大地

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今日まで、そして今日から

2016 年 3 月 30 日 Comments off
2016年3月30日(水)

お客様が住まいづくりのパートナーとして中島工務店を選んで下さった2014年10月から早や1年半。8ヶ月の設計・積算と9ヶ月の現場施工を経て、本日養老の家が引き渡しを迎えました。実は工事を少し残して、ですが。

160330-養老の家お引渡し

中島工務店を無条件で信頼して下さったこと、私のような若輩者を担当として優しく受け入れて下さったこと、一大プロジェクトを託して下さったこと、私達の提案にニコニコと頷いて下さったこと、そして私の大失敗を赦して下さったこと。この1年半の経験全てが私の人生の糧であり、これからまた前進していける自信となりました。

今日まで、本当にありがとうございました。そして今日から、改めましてよろしくお願い致します。

中島 大地 〇

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「養老の家」の第2回気密測定

2016 年 3 月 27 日 Comments off
2016年3月27日(日)

外構工事を残してほぼ完成している養老の家で、昨日完成時の気密測定を実施しました。

160326-気密測定01

断熱・気密工事完了時の測定に続き、今回も"稀代のニュータイプ"であり岐阜県立森林文化アカデミー准教授の辻充孝先生と、神戸支店がお世話になっているトヨダヤスシ先生の超豪華気密測定士コンビが測定して下さいました。そして今回は、県立森林文化アカデミーの准教授で、「養老の家」の構造計画でご意見を頂いた小原勝彦先生と、先日第一子を授かりキャラ路線をインテリから"親バカ"に変更しつつあるロレンス君が駆け付けてくれました。

160326-気密測定04

気密測定の合間に辻先生がサーモカメラFLIRの新機種で温熱状況を撮影。「FLIR ONEとは違うのだよ、FLIR ONEとは」と、東京都台東区辺りから聞こえてきそうです。辻先生より「つまらない色合いですね」とお褒めを頂きました。

160326-気密測定03

相当隙間面積C値の速報は1.15cm2/m2。これは床面積1m2に対して1.15cm2相当の隙間があるという意味で、断熱・気密工事完了時の1.26から0.11ほど向上しました。床面積100坪を超える平屋の和風住宅としては好成績だと言えます。これで胸を張って建物をお引渡しすることができます。もちろん外構工事をしっかり終えてから、ですが。

中島 大地 〇

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「養老の家」の社内完成検査

2016 年 3 月 18 日 Comments off
2016年3月18日(金)

3月末のお引渡しに向けて工事が佳境を迎えている養老の家で、工事はあと少し残っていますが、住宅部メンバーが集まれる日が他にありませんでしたので本日社内完成検査を実施しました。数年に一度の大作の"社内お披露目"と呼んだ方が適切かも知れません。

160318-養老の家社内完成検査01

約2時間を掛けて隅から隅までじっくりと見学した後、現場監督のマサオ君から拘りのポイントや苦労話等を聴きました。私も直接の関係者としてマサオ君の仕事を間近で見て来ましたが、自己犠牲を厭わずよくぞここまでやり遂げてくれました。

160318-養老の家社内完成検査02

中部地方一円でお仕事を頂いている中部住宅部メンバーが一堂に会する機会は中々ありませんが、今日はほとんどのメンバーが集い、仲間の仕事っぷりを讃えることができました。

160318-養老の家社内完成検査03

さぁ、完成までもう一踏ん張りです。最後の最後まで油断せずやり遂げたいと思います。

160318-養老の家社内完成検査04

中島 大地 〇

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石と松と

2016 年 3 月 17 日 Comments off
2016年3月17日(木)

着工から9ヶ月目を迎える養老の家はいよいよ工事が最終段階を迎え、現場は日々多数の職人さんで賑わっています。造園工事では数寄屋門から玄関までの間の庭が形付き、いよいよ完成へのカウントダウンが始まった感じがします。

160316-石と松と

「中島とつくる家」では、工事を進める上で変更が生じることがよくあることです。目の前で姿を現す建物を見ると客様の実感が増し、新たなご要望が湧いてきます。そんな追加のご要望に積極的に向き合うのが私達の流儀です。「養老の家」も例外ではなく変更箇所がいくつかありましたが、中でも造園工事では大きな変更がありました。

と言うのも、お客様の現在のお住まいの庭にあった石や植栽をふんだんに採用させて頂いたからです。これは設計段階では予定していなかったことでしたが、完成に近付く建物を見ながらお客様からご提案を頂き実現しました。現在では手配困難な大きな石や、数十年掛けて育った松が、私達が提案していた庭に更なる厚みをもたらしました。嬉しい誤算です。

中島 大地 ○

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手漉き和紙と黒い鉄の手掛けの襖

2016 年 3 月 8 日 Comments off
2016年3月8日(火)

先日中津川市千旦林の吉田工芸さんにお邪魔して、養老の家の木製建具の製作風景を拝見しました。桧と杉をふんだんに使った素晴らしい建具の数々の中でも特にお気に入りが、手漉き和紙壁紙を市松に貼った襖です。素材感溢れる手揉みの和紙の優しい表情が、畳の床や左官の壁、無垢の天井によく似合います。

160307-和紙

そしてワンポイントにキリッと黒い鉄の手掛けを。

160307-クロテツ

工事現場に木製建具が入ると、俄然完成が近付いた気がします。この時期は一番気持ちが高揚します。

中島 大地

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庭屋一如の「養老の家」

2016 年 3 月 6 日 Comments off
2016年3月6日(日)

社内完成検査を今月18日に設定し、工事が最終段階を迎えている養老の家では、現在絶賛外構工事中です。いくつかある庭の中でも、数寄屋門玄関を繋ぐ庭は特に楽しみです。

160305-養老の家外構

中島 大地 〇

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起(むく)り屋根

2016 年 2 月 22 日 Comments off
2016年2月22日(月)

養老の家では、3月末のお引き渡しに向けて順調に仕上げ工程が進んでいます。私もこの所仕上げ材等の最終確認・最終決定のため現場に足を運ぶことが多く、日々出来上がっていく様を見るのがとても楽しみです。

160222-養老の家

先日外部足場が撤去され、その完成形が姿を現した銅板一文字葺きの庇屋根。よく見ると微かにふくらみがあります。これは起(むく)りと呼ばれる技術で、数寄屋や茶室の建築でよく目にします。ちなみに逆の形状を「そり」と呼びます。

160222-養老の家屋根の起り

「養老の家」のむくりは、屋根を形作る垂木の上端を丸く削って創りました。物によってむくりの程度は様々ですが、大きくむくらせる場合は垂木をしならせたり、元々曲った垂木を使うこともあります。「養老の家」のむくり屋根の程度は加納棟梁にご指南頂き決定しました。これ見よがしではなく、日本建築ならではの繊細さを表現できたと思います。"違いが分かる男"(もちろん女性も)の心をくすぐる、隠れたテマヒマです。

起り垂木

中島 大地

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D-rail

2016 年 2 月 18 日 Comments off
2016年2月18日(木)

昨年6月に着工し工事も9ヵ月目に突入した養老の家では、いよいよ仕上げ工程が佳境を迎えています。中島とつくる家を飾る部材としてここ数年改良してきたオリジナル手摺の出番です。

160216-D-rail

元々は断面が長方形の桧を採用して、握る部分を抉(えぐ)っていましたが、できるだけ抉りを深くするために中央部分に広葉樹を用いてツーピースとしました。検討段階では、桧とは違った濃い色合いの広葉樹であるモアビを挟んでいましたが、「折角ならば国産材で」と天からのお声を頂き、ケヤキを採用することにしました。社寺建築では柱や虹梁(こうりょう)等にケヤキを採用する場合が多く、その端材を安定的に提供してもらっています。

桧の手触りとケヤキの強さ、そして異なった2色を組み合わせたオリジナル手摺、愛称はD-railです。是非ともお見知りおきをお願い致します。

中島 大地

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God is in the details

2016 年 2 月 8 日 Comments off
2016年2月8日(月)

先日外部仮設足場が撤去されその姿を現した養老の家では、内外共に仕上げ工事がテンポ良く進んでいます。少しずつ完成形が分かる部分が増えていますので、ちょっとだけご覧に入れたいと思います。

越屋根

160205-養老の家 (1)

数寄屋門の屋根

160205-養老の家 (2)

数寄屋門の木鼻の彫刻

160205-養老の家 (3)

リビングの大谷石の壁

160205-養老の家 (4)

和室の床柱

160205-養老の家 (5)

仏間の天井板

160205-養老の家 (7)

飾り窓と現場監督マサオ君

160205-養老の家 (6)

今回はこのぐらいに。次回をご期待下さい。

中島 大地

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「養老の家」がお目見え

2016 年 1 月 28 日 Comments off
2016年1月28日(木)

3月末の完成に向けて外構工事が始まった養老の家では、先週仮設足場を撤去し、待ちに待った外観がお目見えしました。東西に長い建物はカメラフレームに収まりませんでした。部分的な写真はこれから小出しで紹介したいと思います。

160126-養老の家

外観の印象を左右する外壁の色も落ち着いていて、和風の趣によく合っています。車で通り掛かる人がスピードを落として建物を見て行くのを見ると嬉しくなります。建築人冥利に尽きます。

中島 大地

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数寄屋門がお目見え

2016 年 1 月 21 日 Comments off
2016年1月21日(木)

いよいよ仕上げ段階に差し掛かった養老の家では、3月末の竣工に向けて外構工事が順次始まっています。その魁が数寄屋門です。加納棟梁前面監修の下昨年末に無事建て方を終え、総桧造りの雄姿がお目見えしました。先週石工事が完了し、引き続き屋根の銅板一文字葺き、そして瓦工事へと進んで行きます。

160113-養老の家数寄屋門

私達の想いの詰まった数寄屋門の想いの一つが屋根の細工です。破風の形から分かるように緩やかな"むくり"をつけて優雅で遊び心のある佇まいを目指しました。屋根を二重に構成し、むくりを付けた上段は存在感ある3.8寸勾配、野地板の下段はゆったりと3寸勾配として変化を付けました。更に、上段を銅板葺きの袖部分でなだらかに湾曲させる箕甲(みのこう)で納め、繊細さを体現しました。銅板職人の腕の見せ所でもあります。

本体工事では、昨日外部足場が撤去されいよいよ「養老の家」がそのヴェールを脱ぎました。そちらの状況は次の機会にご紹介したいと思います。

中島 大地

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「養老の家」数寄屋門の建て方開始

2015 年 12 月 26 日 Comments off
2015年12月26日(土)

年の瀬押し迫る養老の家では、数寄屋門の建て方が始まりました。きざみの工程が少し延び二日遅れての建て方着手ですが、なんとか予定通り年内に建て方を終えられそうです。

151226-数寄屋門開始

屋敷を飾る数寄屋門。完成が待ち遠しいです。

中島 大地

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ロレンス君@「養老の家」

2015 年 12 月 18 日 Comments off
2015年12月18日(金)

私が注目する数十年に一人の逸材ロレンス君が、遠路養老の家の工事現場を見学に来てくれました。先日の講習の後の懇親会で「養老の家」の気密測定の話題になったのがきっかけで興味を持ってくれました。ロレンス君とはいつ知り合ったかは定かではありませんが、昨年のドイツ研修でご一緒して以来俄然蜜月の仲です(オイオイ)。

151218-ロレンス君

和風、快適、健康、省エネ、安全、防犯。「養老の家」へ注いだ私の想いをロレンス君に聞いてもらい、ロレンス君はドイツ研修後に転職してからのプロジェクツとこれからの展望を聞かせてくれました。相変わらずの逸材っぷりを目の当たりにして、なんだか私の方が尻を叩かれているような気がしました。明日からもっと精進します。

中島 大地 〇

*注意:ロレンス君はシリア難民ではありません。

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「養老の家」の数寄屋門に着手

2015 年 12 月 18 日 Comments off
2015年12月18日(金)

先日1回目の気密測定を実施した養老の家では、引続き内部の造作を進めながら並行して外装工事が始まりました。新年早々の外部足場撤去を予定しています。一方下呂市にある社寺工場では、屋敷の入り口を飾る数寄屋門の詳細計画が先月末に始まりました。設計段階で構想した基本図を基に加納プロが詳細図を作成。現場監督マサオ君もお手伝いしながらその妙技に触れます。

151128-数寄屋門計画開始

そして先日いよいよ木材の加工、いわゆるきざみに着手しました。まずは念入りに墨付けを。

151216-門墨付け01

加納プロによる屋根の原寸図に従い墨付けを行います。

151216-門墨付け03

小瓦と銅板腰葺きの屋根に微かな起り(むくり)を付け、屋根下地と軒裏の勾配の違う二重屋根を蓑甲(みのこう)で納める。完成を想像するだけでゾクゾクします。

151216-門墨付け02

ササキ三人衆により着々ときざみが進んで行きます。

151217-門きざみ01

数寄屋門はクリスマスの頃の建て方を予定しています。小学校低学年の頃のクリスマスの興奮を思い出します。

中島 大地

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「養老の家」で気密測定実施

2015 年 12 月 13 日 Comments off
2015年12月13日(日)

10月に上棟を迎えた養老の家では、最大7名の大工さんが急ピッチで造作工事を進めています。断熱・気密工事が一区切りしたので昨日気密測定を実施しました。計画段階でご指南頂いた岐阜県立森林文化アカデミーの辻充孝先生と、関西地方を中心に活躍する土壁の巨匠豊田保之先生の二人の気密測定士にお越し頂きました。な、なんと豪華な。

151212-養老の家気密測定05

大砲を思わせる大きなファンで建物内の空気を強制排気すると、気密の弱い部分から空気が引き込まれるのが分かります。下地段階で気密測定を実施することで弱点を折良く発見し補修することができます。そして何より立ち会ってくれた大工さんにも気密工事の重要性と施工上の注意点を実感してもらえるという利点があります。

151212-養老の家気密測定07

ビニールテープでこんな道具を作ると、より繊細に気流を感じることができます。

151212-養老の家気密測定06

測定の結果、隙間相当面積C値は約1.17(速報値)でした。これは床面積1㎡に対して1.17㎠の隙間があるという意味で、109坪の「養老の家」にA4サイズの用紙にも満たない程度の隙間が存在することを示します。現段階では上々の結果と言えます。

151212-養老の家気密測定03

3月後半に予定している2回目の気密測定へ向けて、着々と仕上げ工事を進めて参ります。

中島 大地

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桧尽くしの玄関

2015 年 12 月 2 日 Comments off
2015年12月2日(水)

6人の大工さんが順調に造作工事を進めている養老の家。玄関に設けた仮設扉が、総桧造りです(合板ですが)。

151127-養老の家玄関

本設の木製建具も木曽檜造りです。

中島 大地

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拭き漆5回塗り

2015 年 11 月 28 日 Comments off
2015年11月28日(土)

来年3月下旬の完成に向けて順調に工事が進む養老の家の玄関先を飾るケヤキ部材拭き漆仕上げ5回塗りが完了しました。仕上げ面の光沢は宮川プロの御姿がが映るほどです。塗りたての今が一番色が濃くて、これから1年程で徐々に落ち着いて行くそうです。

151126-漆5回

来週はいよいよ現場での取り付けが始まります。

中島 大地

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“japan”

2015 年 11 月 17 日 Comments off
2015年11月7日(火)

「中島とつくる家」の良きパートナー宮川工芸塗装さんの工房では、養老の家の玄関廻りに配するケヤキの式台や上框拭き漆仕上げが始まっています。ちなみに漆は英語で"japan"と言います("j"が小文字であるところに注意)。昔々西洋では漆が日本を代表する素材だったんだろうと想像します。

151116-拭きう漆03

塗装1回目は漆をテレピン油で2倍に薄めたものを使います。そうすることで粘性の強い漆の滑りが良くなり、木地に漆が良く載ります。宮川プロが漆を塗り、娘さんが追っ掛けで拭きとって行きます。

151116-拭きう漆01

漆は温度と湿気で乾燥します。秋晴れの今日は床に水を撒いて養生します。

151116-拭きう漆05

これで1回目が完了。乾燥の後目の細かいサンドペーパーを当てて2回目を塗装します。2回目からは漆を薄めずそのまま使います。これを計5回繰り返します。手間を掛ければ掛けただけ深みと艶が増し、ケヤキならではの魔法が増して行きます。

151116-拭きう漆04

中島 大地

追伸
よく見ると、相方は娘さんではなく奥さんでした。

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祝上棟「養老の家」

2015 年 10 月 15 日 Comments off
2015年10月15日(木)

延べ16日間を要した養老の家建て方が一段落し、本日無事に上棟を迎えました。この時期には珍しく、建て方期間中に雨が降ったのは1日間だけでした。

151015-養老の家上棟式01

思い起こせば、精肉のまち養老と畜産のむら加子母というご縁を頂き計画が始まった昨年10月から早くも1年が経ちました。お客様から頂いた「木造・和風・平屋」のキーワードに、「快適・省エネ・安全」と「長期優良住宅」の目標を加え、たくさんの皆さんにご協力を頂きながらここまで進んで来ました。建物の規模や格式、難易度を思えば順調だと思います。

151015-養老の家上棟式03

来年3月末の完成に向けて、これからいよいよ造作工事に入って行きます。工事の進捗が日々楽しみです。

中島 大地

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「養老の家」建て方奮闘中

2015 年 10 月 10 日 Comments off
2015年10月10日(土)

昨日、建て方開始からもうすぐ2週間が経つ養老の家にお邪魔しました。この2週間で雨が降ったのがたった2日と、これはとても幸運です。いやいやこういう時は関係者の日頃の行いを讃えるべきか。

151009-養老の家

7人の大工さん、クレーンのオペさん、そして現場監督三人衆の頑張りのおかげで、順調に大屋根が完了に近付いています。10月15日の上棟式に向けて、いよいよ先が見えて来ました。引き続きよろしくお願いします。

中島 大地

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「養老の家」のきざみ

2015 年 9 月 28 日 Comments off
2015年9月28日(月)

6月の地鎮祭以来、養老の家の現場では外構と車庫の工事を先行して進め、先週ようやく100坪を超える基礎工事が完了しました。そしていよいよ今週から建て方工事が始まります。

150923-基礎完了

一方、加子母にある(協)東濃ひのきの家プレカット工場では、8月下旬に着手した構造材加工(別名"きざみ")がようやく完了し、構造材が現場に向けて順次搬出されています。約1ヶ月時間を巻き戻して、きざみの状況をご紹介します。

150925-構造材

きざみの皮切りは"番付け"です。化粧柱を全て並べて、柱一本一本の使用箇所と向きを決めます。

150824-木配り

和風の高級住宅には美しい桧材が付き物です。

150827-化粧桁

150902-桧化粧材

150827-大黒柱

地棟のきざみ。地棟の曲がりを織り込んで墨付けし、粗々の加工を機械で行いホゾやホゾ穴は手きざみです。

150825-地棟加工

構造上重要な横架材には唐松集成材を用います。

150827-集成材加工

(協)東濃ひのきの家の必殺技、5軸加工機で特殊加工を施します。

150827-5軸加工機

大屋根の垂木は芯持の桧(73×58)。

150902-垂木

大半の柱は機械加工。

150827-柱加工

大黒柱のきざみは機械と手によるハイブリッド加工。

150827-丸太鉋掛け

和室周りの柱は、付加断熱で厚くなる壁を真壁+外付けサッシで収めるため、160×120の扁平柱に特殊加工を施します。

150827-特殊柱

横架材の機械加工は早々に完了。

150902-唐松集成材

広縁の厚鴨居は手きざみ。専ら社寺部で活躍する河村大工さんが応援に来てくれました。

150902-梁桁加工

玄関先を飾る杉の丸桁も河村大工さんが腕を振りってくれました。

150907-丸桁加工

仏間の両脇に配する杉笹杢の柱。夏目を沈め冬目を浮き上がらせる浮造(うづくり)は専用ワイヤブラシで。

150912-浮造

手きざみによる特殊加工のオンパレードです。

150914-特殊継手

途方もない数の小屋束。

150914-束

和室周りの銅板屋根下地となる垂木。微かにむくった屋根を作るために垂木にむくりを付けます。

150914-垂木

外部に使用する木材は建て方に先立ち塗装します。防カビ剤を下塗りし、その上にリボス・カルデットのクリアで仕上げ。部材によってカルデットの塗り回数を増します。

150914-塗装

構造用合板も建て方に先立って加工します。

150917-合板カット

加工済みの構造用合板にホウ酸による防蟻処理を行います。

150917-エコボロン

こちらが「K3」という防腐処理を施した木材です。長期優良住宅では、在来浴室に面する木材にはこのような防腐処理が必要です。

150918-K3処理材

構造材加工のクライマックスは、なぜか隅木のきざみ。

150918-隅木隅付

約20日間を予定している建て方工事がいよいよ始まります。怪我なく、バテなく、間違いなく、そして喧嘩なく、建て方が無事完了することを祈ってます。

中島 大地

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北山杉の丸桁

2015 年 9 月 4 日 Comments off
2015年9月4日(金)

中島工務店の関連プレカット工場(協)東濃ひのきの家では、養老の家構造材加工が始まっています。木造部分の109坪を一度にきざんでしまうことはできず、まずは機械加工部分を済ませ、手加工部分は技術者の空き具合を見ながら順次進めています。

玄関庇の丸桁に使用する杉の磨き丸太2本が、先日京都北山より届きました。京都よりトラックで運んで下さった銘木店の社長さんにお話しを伺うことができました。

150902-養老の家丸桁

近年の需要の激減により、600年続いている北山の林業が衰退の一途を辿っています。世界に誇る日本の林業、そしてその卓越した加工技術を保護して行かなければなりません。

中島 大地

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「養老の家」の木配り

2015 年 8 月 24 日 Comments off
2015年8月24日(月)

先日の木材検査を経て、(協)東濃ひのきの家では養老の家の構造材加工が静かに始まっています。構造材加工に先立ち、無節や上小節の東濃ひのきの柱を一本一本を確認し、どの柱をどこにどの向きで使うかを決定します。この作業を"番付けをとる"と言います。

150824-木配り01

"番付け"は別名"木配り"とも言います。これが"気配り"の元になったとの説もあります。非常に時間と手間と神経を使う作業です。

150824-木配り02

中島 大地

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「養老の家」の木材検査

2015 年 8 月 7 日 Comments off
2015年8月7日(金)

昨日、養老の家の建て主様に遠路加子母の(協)東濃ひのきの家(a.k.a.木材センター)にお越し頂き、木材検査を実施しました。"検査"とは言え、本来の検査は私達が順次行っており、昨日の"木材検査"は建て主様に加工前の木材とその量をご覧頂き、住まいづくりを実感して頂こうというイベント的儀式です。この写真に写っている木材は全てが「養老の家」で使用されます。

150806-木材検査03-養老の家

もちろん桧材をふんだんに使います。LDKの中央に配される八寸角の大黒柱と六寸角の恵比寿柱、そして玄関脇に配される八寸角の柱。今から仕上がりが楽しみです。

150806-木材検査02-養老の家

桧の隅木に桧の化粧桁、桧の差し鴨居と桧の垂木と、こちらも桧尽くし。

150806-木材検査

床柱を始めとする飾り柱達。

150806-木材検査04-養老の家

10mの松の地棟と玄関先の杉の丸桁。

150806-木材検査05-養老の家

長良すぎの横架材に加え、構造上主要な部分には唐松の集成材を使います。伝統的な技法と新しい技術を織り交ぜて、耐震等級2を有する和風住宅を実現します。

150806-木材検査06-養老の家

昨日の木材検査を受け、いよいよ来週構造材のきざみが始まります。ドキドキワクワク。

中島 大地

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コンクリート打設の第1回戦

2015 年 8 月 6 日 Comments off
2015年8月6日(木)

一昨日、ケヤキ材の現物確認に河合銘木店にお邪魔する前に養老の家の工事現場に立ち寄りました。建物本体の基礎に先立ち、全長100メートル超のコンクリート塀を造作していまして、私がお邪魔した時は、その第1回戦である敷地奥の約30mのコンクリート打設が始まる直前でした。

150804-con打設前01-養老の家

マサオ君を筆頭とする現場監督二人体制の内、基礎職人の経歴を持つ現場監督YASUさんが主に外構と基礎を管理します。そして今日はコンクリート打ち放し部分の打設ということもあって、息子達二人が応援に来てくれました。手際が勝負のコンクリート打設には若い力が必要ですし、息子達にとっては滅多に立ち会えない貴重な経験でもあります。

150804-con打設前02-養老の家

職人さん達が井戸水のかけ流しで冷やしている野菜や果物が何だか涼しげでした。打設完了のご褒美でしょうか。

150804-con打設前03-養老の家

中島 大地

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欅と書いてケヤキと読む

2015 年 8 月 5 日 Comments off
2015年8月5日(水)

養老の家の灼熱の工事現場では、基礎工事に先だってコンクリート塀の工事を進めていますが、その裏方では木材手配も進んでいます。木材の中でも銘木の手配をお願いしている岐阜市の老舗河合銘木店に先日お邪魔し、このプロジェクトにおける銘木の方向性を確認しました。そして昨日、手配して頂いた欅(ケヤキ)材の現物を確認すべく再び河合銘木店にお邪魔しました。ご用意頂いた欅材の中でも、間口二間半の玄関を飾る5mと3mの式台には特に素晴らしい物をご用意頂きました。

150804-河合銘木店-養老の家

これらの欅を加工し、拭き漆(うるし)で仕上げ、そして現場で取り付ける。仕上がるまでにはまだまだ時間が掛かりますが、欅の原板を拝見して俄然待ち遠しさが増しました。

中島 大地
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河合銘木店へ

2015 年 7 月 18 日 Comments off
2015年7月18日(土)

養老の家の"来客棟"を飾る銘木達の下見にと、岐阜市鶉にある老舗河合銘木店にお邪魔しました。相変わらず圧倒的な在庫量と尋常ではない土間の不陸に驚かされます。

150718-河合銘木 (15)

名物番頭のタニグチさんの有難いご講話を含め、1回目の下見としての成果がありました。

150718-河合銘木 (8)

玄関を彩る5mと3mの欅の上框と式台。ご対面は次回以降のお楽しみです。

中島 大地

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「養老の家」の地鎮祭。

2015 年 6 月 19 日 Comments off
2015年6月19日(金)

有り難いご縁を頂きまして昨年より計画を進めて参りました養老の家にて、本日地鎮祭を執り行いました。

150619-養老の家地鎮祭

伝統に性能を添えた"オール岐阜"の木の住まい。いよいよ建築工事が始まります。

中島 大地

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