“モザイクタイルミュージアム”
6月も今日で終わり!
関東と甲信越は梅雨明けしてしまいましたね。
おそらくこの中部地方も近日中に梅雨明けしそうですね(^^)
そんな短い梅雨の間の先日、半日の休みを利用して行って来ました!
“モザイクタイルミュージアム”

岐阜県多治見市笠原町に出来たこのミュージアムは、
ちょうど2年前の2016年6月にオープン!
建築家、藤森照信氏の設計でも話題ですよね。
創造的な作品を数多く生み出している先生の独特な建築は魅力たっぷり!
20メートルほどにそびえたつ外壁は藁入り土壁風の左官壁!

規則的に埋め込まれた陶器やバランスよく配置された小窓がとても独創的ですね。
埋め込まれた陶器をよく見ると・・・

茶碗のカケラじゃないですか(^^)
他にも色とりどりの茶碗やタイルのカケラなどが埋め込まれていました。
発想が面白い!
ミュージアムの中はどうなっているのだろう・・・
と、わくわくしながら入館しました。

まずはチケット購入。大人ひとり300円と、とってもお安い!
順路は4階からと案内され・・・階段室に向かうと・・・

階段室の小窓!

階段室のオブジェ!
そして見上げると・・・

迎えてくれたのは光の開口に伸びる左官壁のトンネル!
一歩一歩踏みしめながら昇る階段の足元を見ると・・・

ここも藁入りの左官仕上げ!
いかにも、建築家“藤森照信”の魅力が満載です(^^)
そして一気に4階へ。

階段室の内装はすべて外壁と同じ藁入り土壁風の左官壁!
4階の展示室に入ると景色が一変します!

白を基調とした左官とモザイクタイルの世界!
円形に光の差し込む方向に向かうと・・・

色とりどりで形も様々なモザイクタイルが、ひとつひとつ繋がれた“すだれ”のようです。
まさにインスタ映え~なスポットですね(^^♪
他にもモザイクタイル張りの昔懐かしのものもたくさん展示してあります。

田舎にもあったな~ モザイクタイル張りの「かまど」

こんなのもあったな~ モザイクタイル張りの「水槽」

さすがにこれは無かったわ(^-^; モザイクタイル張りのトイレに装飾陶器に「便器」
あらゆるものにモザイクタイルを張っていたんですね。
次は3階へ!

モザイクタイルの数字が可愛いですね(^^)
ここはギャラリーになっていて、タイルの製造工程と歴史の展示室です。

この日は期間限定で“敷瓦の世界”の特別展が開催されていました。
他にもタイル産業を支えた貴重な機械や道具も展示。
こちらではモザイクタイルの「昔」を知ることが出来ます!
この方は?

笠原町のモザイクタイルの先駆者である山内逸三さん!
笠原町を中心とするこの地域のモザイクタイルの発展に尽力されたそうです。
そして2階へ!

照明に照らされた左官壁とモザイクタイルが素敵です!
ここは最新のタイルの情報がわかる産業振興のフロアです。

最新のモザイクタイルや様々な形状のタイルを見たり触ったりできます。
建築中の建物に実際に張りたいタイルや、
インテリアとしてほしいタイルのサンプルとして確認することも出来ますよ(^^)
そして1階に降りるとこんなものが!

総モザイクタイル張りの車(^-^;
他にもミュージアムショップでは気に入ったモザイクタイルをどれだけでも買えます。

お土産としてのマグカップやアクセサリー、インテリアや小物もたくさん販売していて、
レトロ調のモザイクタイルのつめ放題500円もありました!
最後に外へ出て周りをじっくり眺めようかなと思っていたら、ちょうど館長さんが・・・
「みんな正面を撮って行くけど、こっちもいいよ!」と言って、
僕を道路の奥の方へ案内してくれました。

これがそのアングルです!
縁は松の木で彩られ、その間にタイルが敷きめぐされています。
そしてポッカリ開いた円形の穴は、4階展示室の光の開口でした!
辺りが薄暗くなった夕方にはこの穴から光が漏れてとっても素敵だそうですよ(^^)
そんな館長にお礼をして、更に一緒に写真を撮らせていただきました!

モザイクタイルミュージアムの館長、各務寛治さんです!
この後も、とっても親切にこのミュージアムのことを説明していただきました。
ミュージアムの管理や笠原町のPRなど、毎日忙しく過ごされているそうです。
恐縮でしたが名刺交換をさせていただくと・・・
うちの社長のことを良くご存知で「仲いいよ」と言っておられました。
建築的にも面白い建物ですし、
何よりもモザイクタイルの歴史はここに来れば全部わかる!と言った感じです。
何度行っても面白い!
と思いますよ(^^)