祝・上棟!『北アルプスの麓・大町の家』
今日で7月も終わり・・・
そして明日からは8月・・・
夏本番って感じですね!
全国高等学校野球選手権愛知大会はやはり東邦高校が優勝しましたね。
選抜4強の豊川はその東邦に敗れベスト16。
春夏連続出場は叶いませんでした。
さて、
前々回のブログで紹介した“4年越し”の家づくりについて、
その後の進捗をお伝えします。
4月30日の地鎮祭後、
現場ではすぐさま地盤調査を実施しました。

調査方法はSS(スウェーデン式サウンディング)試験。
建物配置の地縄に添って5ポイントの測定を行いました。
結果は改良なし!
安定した強固な地盤であることが確認されました。
仮設工事の仮囲いと工事看板の設置が完了!

そして工事は本格的に始まりました。
6月4日、基礎工事の掘り方を開始。

基礎工事業者は中津川市の業者、
大町市内に泊まり込みで工事を進めてくれました。
6月10日、基礎配筋が完了。

基礎の全景です。
明日のコンクリート打設を前に配筋検査も実施しました。

検査者は設計監理者(僕)と日本住宅保証検査機構(JIO)が行い、
結果は「合格」
6月11日、無事に基礎コンクリート(ベース)を打設しました。

2日後には立ち上がりのコンクリートを打設し、
翌週には玄関や外土間廻りの後打ちコンクリートの打設も完了しました。
出来形はこんな感じです。

基礎面積は約40坪!
木造平家建ての床面積は30坪弱なのですが、
ガレージや軒下のアプローチやバックヤードが広いので、かなり大きな基礎です。
現場が着々と進む中、お施主様には住設機器の打合せをお願いしました。

ここはLIXIL岐阜ショールーム。
この春改装されたショールームはバージョンアップされた住設機器が目白押し。
システムバス、システムキッチン、トイレ、洗面器の仕様を決定しました。
7月5日、現場には建て方に向け構造材料が搬入されました。

5月の木材検査でご確認いただいた構造材が立派に加工され、
いよいよ大工さんの手で組み上げられる日が来ました。
7月6日、前日の土台伏せに続き3人の大工さん達によって建て方が始まりました。

梅雨時ということもあり前日も夕立ちが来たらしく、空の様子を気にしながらの建て方でした。
心配された天気はなんとかもち、一日で母屋まで完了しました。

棟梁はこの方!青いシャツを着た佐伯棟梁です。
いい仕事をしてくれます!
翌7月7日は一日中雨模様だったので雨養生のなか小休止。
7月8日、いよいよ上棟の日。

北アルプスを望む素晴らしい天気!
現場は垂木まで進んでいました。
お昼になり全員で現場美化!

現場の美しさが仕事の良し悪しを決めますのでしっかりと!
美化が終了したところで昼食となりました。


お施主様のお心遣いでお食事を振る舞っていただき一緒に召し上がりました。
そして上棟式です!

住まいづくりの大きな節目となるこの日、
僕の心の中にも様々な思いがこみ上げてきました。
また、ご主人のご挨拶では身に余るお言葉をいただきました。

この春、技術職として勤めあげてきた職場を定年退職をされ、
「これからの人生をこの大自然の中で妻とのんびりと暮らしたい」
そのような夢を語っていた時のご主人の瞳は・・・
仕事人としての鋭い瞳とは違っていました。
その瞳の奥には何か素晴らしいものを見つけたような力強さを感じました。
僕たちのやり甲斐がキラリと輝いた瞬間でもありました。
上棟、おめでとうございます。
その思いは着々と現実に向かっています!